ハンガリーのメーサーロシュ・マールタ監督が歳の離れた2人の女性の交流を描き、1975年・第25回ベルリン国際映画祭で女性監督として初めて金熊賞を受賞した記念すべき作品。 工場で働いている43歳の女性カタは夫を亡くし、現在は既婚者と不倫関係にある。カタは子どもを設けることを望んでいるが、愛人はそれを拒否する。そんなある日、寄宿学校で暮らすアンナと知り合ったカタは彼女の面倒を見ることになり、歳の離れた2人の間には奇妙な友情が芽生えはじめる。 後に「海の上のピアニスト」などを手がける撮影監督コルタイ・ラヨシュが撮影を担当。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。